注意:2021年2月現在、英語留学を行う学校は全て、政府の命令により閉鎖されています。したがって、過去のデータとして参考程度に考えてください。
ただし、宿泊施設やオンライン英会話の基地と」して稼働しているところもあります。
以下、本文です。
まずは留学先を選ぶ前に、学校の紹介をしてくれる、留学情報サイトを探すことが先決です。
フィリピンには大小さまざまな英語学校が数百あると言われていています。英語初級者向けの学校が多い中、中級程度の英語力がある社会人が、ストレスなく英語が学べる環境を、自ら探し出すということは時間のムダに繋がるからです。
留学情報サイト選びは、口コミなど情報量が多いところがおすすめです。希望条件に近く、予算や空き状況などを考慮して、自分にふさわしい学校を提案してもらえます。
【留学情報サイトの記事はこちらです】
本記事は、あまり取り上げられていない情報や、自分の留学体験ならびに学校関係者や経験者から聞いた情報をもとに、お勧め学校を2つのグループに分けて、6つあげています。
さらに、外国人の友達ができる可能性のある、多国籍な学生がいる学校と、ほぼ日本人学生だけの学校と、2つのグループに分けてみました。
1.多国籍な学生がいる学校
①クラーク CIP(韓国資本)
概要
こちらはマニラから車で2~3時間のパンパンガ州クラークにある学校です。最近では関空や成田から近くのクラーク空港まで、直行便が就航しました。
学校主催のアクティビティも充実していて、息抜きも出来ます。また、徒歩1分のところにサリサリストアという、フィリピン独特の食料品店があり、そこで各国の生徒が毎晩、交流しています。校内に先着順ですが、洗濯機があり、自分で洗剤を用意すれば料金はかかりません。別途ランドリーサービスもあります。
学生層
学生は日本人が3分の1と多く、続いて、韓国、台湾、ベトナム、中国、最近ではタイ、ミャンマー、モンゴル、たまにスペイン、コロンビア、ロシア人など、多国籍です。また、英語初心者は少なく、ある程度を喋れる生徒が多い印象です。学生の年代も時期によって変化しますが、10代から60代まで幅広く在籍しています。
講師
他の学校ではあまり見ない、ネイティブ(米・英・加・豪)の先生が多数在籍していて、その気になればカフェテリア(3食ここで食べます)や、放課後など授業以外でも会話できます。
授業
1~2週間の短期留学者向けに、授業時間保証コースがありフィリピンの休日等で休みになっても授業が受けられます。ただし、フィリピンの休日が、自分の留学期間に重ならなければ、他のコースを選んだ方が、同じ授業時間でも安くなります。特に5月1日と8月21日と8月26日は注意してください。
フィリピンの休日一覧はこちら フィリピンの祝日情報
②セブ フィリインター(韓国資本)
Philinter Education Center – セブ, 英語学校
概要
日本に長年住んでいた韓国人がオーナーの学校です。こちらは日本からの直行便と、マニラからの国内線本数が多いセブにある学校で、空港に近いマクタン島に所在。
学生が多く(200人位)在籍していて、学校内の宿舎に多くの学生が宿泊しています。外部宿舎(寮)はきれいで、日本人の利用が多いようで門限はありませんが、価格は内部寮より高くなっています。
学生層
学生は日本、韓国、台湾、ベトナム、中国、タイからの学生が多いです。留学生の英語レベルは初心・初級者が多いですが、ビジネス英語のクラスがあるので中級者や上級者も少なからずいます。また、在籍している年代も様々です。
学校の前にサリサリストアがあり、そこで各国の生徒が毎晩、交流しています。コースにもよりますが、グループレッスンのコマ数が多いので、自然と友達はできます。
講師
講師はほぼフィリピン人で、ネイティブは多くて2人程度です。
授業
1日の授業数がどのコースを選択しても、最低で8時限あるので、短期集中にはもってこいだと思います。
2.ほぼ日本人学生だけの学校
④クラーク クラークフィリピン留学院(日本資本)
概要
元楽天銀行の英語担当の方が作った学校で、大学の校舎を間借りしていますので、一部大学設備を使用できます。宿舎は価格により幾つかのグレードのホテルを選べます。ホテル滞在なのでお酒も飲めますし、門限もありません。食事はこの地域では有名な日本食レストランにおいて、昼食および夕食の2食頂けるのはありがたいです。
また、講師宅にホームステイという選択肢もあります。
学生層
学生は社会人の中級レベル以上の方が多い印象です。また、学生受け入れは最大で30人となっています。学校側でアクティビティの用意はしていないので、生徒同士の交友は、多くないようです。
講師
講師陣は全員ネイティブで、事業経験がある引退した人が多い印象です。日本食やネイティブ講師、そしてホテル暮らしになるので価格は他の学校に比べ高くなりますが、たとえ短期でもネイティブと沢山会話できるのは素晴らしい経験となるでしょう。
授業
一般の英会話コース以外に、ビジネス英語、TOEIC 集中コース、シニアコースなどがあります。
⑤スービック iYES/アイイエス(日本資本)
現在施設はオンライン英会話の拠点として活動しているようですが、ここの日本人代表は、2020年末に、日本に一時帰国しています。
インターンシップならiYES Language School
概要
マニラから約3時間、クラーク空港から約1時間の特別区にある学校です。オーナーが元東芝の技術者で、フィリピンの製造会社で責任者を務めたあと、そのままフィリピンで学校を立ち上げた人です。オフィスビルの2階に、事務所と教室があります。
ここの指定宿はカプセルホテルから、リゾートホテルまで価格により選べます。但し食事は他の学校と違い提供されないので、外食するか、自炊するしかありません。
学生層
生徒は年代もバックグラウンドもバラバラで、生徒数も10人前後とこじんまりとした学校です。英語レベルですが、中級者が一番多いのではないかと思います。
ここのウリの一つでもある、企業でのインターンシップをアレンジしてくれるので、学生だけでなく社会人でも良い経験ができると思います。オーナーが校長ですので、要望などはすぐに聞いてもらえると思います。
講師
ルーツは様々ですが、ほぼ全員フィリピン人です。
授業
授業のスタイルはマンツーマンですが前後左右の席と近いので、他の生徒のレッスンが集中していないとよく聞こえます。たまに、デスカッションのグループクラスがあります。
⑥セブ MeRISEミライズ(日本資本)旧MBA
概要
オトナ留学というコンセプトで運営されている学校です。2019年に校舎を新築していますので、設備は申し分く日本と同じような環境で生活できます。また、宿舎は校舎と同じ建物の4階から7階で、3つのグレードがあります。
学校の1階にセブンイレブンがあり、食事は平日の朝食のみ提供されますので、昼と夕は外食となります。また、オトナ留学ですので門限はなく、お酒も自己責任で飲めます。
学生層
社会人経験がないと入学できませんが、大学生の就職内定者までは入学可能です。他の学校のように夏休み等で、10代の学生や親子留学が増えるのと違い、落ち着いた雰囲気の中、勉強できる環境です。生徒は日本人100%で30代、40代以上の社会人が多く、管理職クラスの方も時折、見受けます。
生徒の英語レベルは高めですが、会話レベルは初級から上級までいるようです。女性も一定の割合で在籍しています。
講師
講師は全員フィリピン人で、ネイティブはいません。
授業
月曜日~木曜日は午前、午後に授業がありますが、金曜日は午前の3時限のみです。入学時に4技能のレベルチェックが1時間だけあり、卒業間際にも効果測定されます。
3.最後に
ビジネス英語もしくは、TOEICのコースがある学校に、英語中級者が多く集まる傾向があり、まずはその学校を選べば留学しても後悔はないでしょう。また、時期によっては(特に夏休みの期間)は子供も含め、学生が多くなるので、上記を参考に問い合わせをして、学校選びをしていただければよいと思います。
通常の語学学校は敷地内でお酒を飲むと警告もしくは退学処分になりますが、日本人学生だけの④⑤⑥の学校は門限がなど規則はなく、お酒が飲めますので、社会人には特におすすめです。①②③は学校の近くで飲めますので、国際交流できます。
最後に他にも社会人中級者や上級者向けの学校はいくつかあるようですが、情報収集出来次第、またまとめてみたいと思います。
またフィリピン留学生活全般については別途まとめましたのでそちらを参照いただけると幸いです。
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