Mariott会員の上級ステータスである、ゴールドエリートになって、受けられる数々の特典と資格取得の方法を、ホテル開発会社で様々なホテルチェーンを研究調査した私がご紹介します。
また、私が利用した近道や、さらにプラチナエリートのステータスがもらえる裏ワザなどもご紹介します。
1.Mariott Bonvoy™(マリオット ボンヴォイ)とは
世界最大のホテルチェーンである、マリオットの会員向けリワードプログラムのことです。
・入会するには
入会にあたって入会金・年会費は無料です。宿泊しなくても会員資格は維持できます。マリオットの公式サイトTopページはMarriott Internationalをクリック、会員特典は次ぎに記載
・一般会員特典
・高速Wi-Fiが無料
・会員限定料金やプロモーションの利用
・モバイルチェックイン/チェックアウトとキーレスの利用
・特典使用時の除外日無し
・キャッシュ&ポイント(55米ドル+3,500ポイント)で宿泊可能
・その場で受け取ったポイントの即時利用可能
・貯めたポイントで宿泊やマイル交換などに利用可能(2年間有効)
・ポイントセーバー利用で最大20%割引き
2.ゴールドエリートとは
以下の画像はスマートフォンアプリ(左側:ゴールドエリート会員カード、右側:マイアカウント)の2021年画面です。今年の特典としてあらかじめ13泊が付与されています。
・資格
先ほどの一般会員の資格は年間宿泊数にして0~9泊必要で、その上のシルバーで年間10泊、さらにゴールドエリート会員は年間25泊必要となります。
またその上にはプラチナという年間50泊必要なステータスがあります。
・特典
先ほどの一般会員特典にプラスして以下の特典があります。
・滞在ごとに25%の追加ポイント獲得
・客室アップグレード
・14時までのレイトチェックアウト
・ウエルカムギフトの受け取り(選択肢があり、ポイントも可能)
・エリート専用予約ライン
・完全予約保証 : *オーバーブッキング等、ホテル側の事情で宿泊できなかった時に、近隣施設の宿泊代にプラス現金とポイントによる補償。
・有効期間は1年間の宿泊に応じて付与されますが、獲得したポイントは、年間でポイントが変動する何らかのアクションがあれば、2年間有効となります。
3.宿泊でためるには?
・Mariottのホテルブランド一覧
ホテルは以下の9つのカテゴリ―に分けられています。
クラシックラグジュアリー | ザ・リッツ・カールトン |
セントレジス | |
マリオット | |
ディスティンクティブラグジュアリー | ラグジュアリーコレクション |
Wホテル | |
エディション・ホテル | |
クラシックプレミアム | マリオット |
シェラトン | |
*マリオット・バケーション・クラブ | |
デルタ・ホテル | |
ディスティンクティブプレミアム | ルメリディアン |
ウェスティン | |
ルネッサンス・ホテル | |
ゲイロード・ホテル | |
クラシックセレクト | コートヤード・バイ・マリオット |
フォーポイント | |
スプリングヒル・スイート | |
プロテア・ホテル | |
フェアフィールド・イン&スイート | |
ディスティンクティブセレクト | ACホテル |
アロフトホテル | |
モクシー・ホテル | |
クラシック長期滞在 | マリオット・エグゼクティブ・アパートメント |
レジデンス・イン | |
タウンプレース・スイート | |
ディスティンクティブ長期滞在 | エレメント |
コレクション | オートグラフ コレクション・ホテル |
デザインホテル | |
トリビュートポートフォリオ |
*マリオット・バケーション・クラブは会員制
沢山のブランドがありますが、日本で展開していないブランドもいくつかあります。
ブランドが多いのはスターウッドホテル&リゾートとマリオットインターナショナルが統合した為です。
上記の2つのグループになる以前にも、数々のホテルブランドを買収してきた歴史があります。また今後は新たなホテルブランドが加わるかもしれません。
筆者の体験:元々はアメリカ・アリゾナ州のレジデンス・イン・バイ・マリオットに1週間泊まってから、このリワードプログラムに参加するようになりました。
その時の記事は以下で紹介しています。
直近では、2019年9月にシェラトングランド・マカオホテル,コタイセントラルに1泊しました。
公式サイトから会員向けのお得な宿泊プランで予約して、以下の特典が受けられました。
・専用チェックインカウンターでのアーリーチェックイン
・ウエルカムギフト(5種類から選ぶ)
・*ターンダウンサービスまでありました。
もちろん通常のシェラトンのプランでは上記のサービスは含まれていません。
その時の記事はコチラです
・所在地について
特典付きのプランがある、2020年以降の新規開業ホテルはコチラ
全世界では30のブランド、7000を超えるホテルを所有しています。
・ゴールドの取得コストは?
・国内宿泊の単価
サービス料などを合わせると平均18,000円/泊ほどかかります。
・海外宿泊の単価
シーズンにより、1泊につき1.5万円から3万円位の幅があります。
ゴールドエリートは11泊に1度ポイントで無料宿泊するとして、支払いは23泊必要になるので、最低でも約42万円程かかります。
プラチナエリートは50泊ですので、同じように11泊に1度ポイントで宿泊するとして、支払いは46泊必要になるので、約83万円程かかります。
・2021年のコスト
あらかじめ13泊分付与されているので、ゴールドエリートでは12泊(実質11泊)必要、プラチナエリートは32泊(実質30泊)必要です。
先ほどの計算からそれぞれのコストは、国内のみの宿泊としてゴールドで約20万円、プラチナで約54万円必要です。
4.3つの近道
おまちかねのゴールドエリートにすぐなれる近道を紹介します。
2021年会員画面
①クレジットカードを申し込む
スターウッド プリファード ゲスト®アメリカン・エキスプレス®・カードを申し込む
初年度のみですがゴールドエリート会員になります。しかもボーナス分の5泊が(2021年は13泊)付いてきますので、初年度は20泊(2021年は12泊)でゴールド達成になります。
さらに2年目から1泊1室(2名様まで)の無料宿泊特典が付いてきますので、カード保有者はステータスの維持がしやすくなります。その他、利用条件はありますが、30,000ポイント付与などのキャンペーンも行っています。
また宿泊とレストランの利用で1ドルにつき、10ポイント付与され、ポイントアップのキャンペーンなども多数あります。各種ポイントをため、宿泊に回すことも可能です。
・費用
カードの取得費用として、年会費が34,100円(税込)、毎年かかります。
②*マリオット・バケーション・クラブに加入
マリオット・バケーション・クラブに加入してエリート会員のステータスを獲得する。クラブ会員であれば生涯エリート会員のステータスが付与されます。
このクラブはポイントを購入することにより、そのポイント数に応じた、宿泊先や期間を自由に選べます。
・ゴールド・プラチナエリート獲得方法
Mariott Bonvoy™エリート会員のステータス獲得方法は、まずバケーションクラブの申込みするのですが、重要なポイントがあります。
招待メール
それはMarriott Bonvoy™のエリート会員向けにくる、説明会参加の招待メールを待つことです。
メリット
参加特典としてJCBギフトカードもしくはMarriott Bonvoy™のポイントがもらえることです。メールをもらうにはゴールドエリート会員以上もしくは、一定数以上のポイント保有者などの条件があります。
参加資格
21歳以上65歳以下の方(既婚の場合、両名ともに21歳以上65歳以下の方)限定のオファーで世帯年収が750万円以上の夫婦(合算可)もしくは、独身の方が約90~120分間の販売説明会に参加する必要があります。独身の方が参加の場合、JCBギフトカードやMarriott Bonvoy™ポイントは半分になります。
特典の受け取りには、パスポートまたは運転免許証などの身分証明書を提示する必要があります。
説明会でのクラブ申込特典として
クラブ申込時に2000ポイント購入ならばゴールドエリート(以前は2500ポイントでしたので、ハードルは下がりましたが)、4000ポイント購入ならプラチナエリート会員の資格を供与されます。(2021年時点の情報で現在のポイント数と会員資格は不明です。)
・費用
購入単位は2500ポイントで約430万円、4000ポイントで約700万円となっています。(2021年現在/1㌦120円換算)
現在は2000ポイントで約500万円、4000ポイントで約980万円となっています。
ただし、一度購入すれば、ポイントは毎年付与されます。また年間の維持費はそれぞれ、約23万円、約39万円かかります。もちろんローンもありますし、買い増しもできます。
ただし、これらは表向きの価格で、10%強のディスカウントやポイント優遇などがあるので、買う気満々での申し込みは避けた方が無難で、最後の最後もうこれ以上サービスが無いという段階で契約しましょう。
気になる使用期限は一度権利を購入すると、2056年末まで利用可能です。
また、別荘購入とは違い、固定資産税がかかることはありません。
施設所在地、シーズン、曜日、部屋のビューなどによりポイント数は細かく設定されていますが、1泊あたり150~1,700ポイントで利用できます。
通常宿泊プログラムとの比較
先ほどの試算のように、通常の宿泊でエリート会員資格を維持する毎年のコストは、ゴールドエリート約50万円、プラチナエリート約100万円です。
ちなみに、上記の宿泊コストを毎年払うと仮定すると、バケーション・クラブでは14年間の利用で同額になります。
15年以上利用するのであれば、宿泊プログラムより安く会員ステータスを維持できるようになります。
バケーションクラブの年会費を払い続ければ、生涯にわたりエリート会員の資格を享受できるとの事です。ただし説明会当日申込に限り有効ですので、気合が入りますね。
ちなみに700万では、BMWの3シリーズ、330i M Sport新車の諸費用込が変えます。ガソリン代を除く維持費は5年間で、年平均10万円以上かかりますので、5年間の年間コストはあまり変わりはなさそうです。
どちらも保有したい、魅力的なステータスですね。いっその事、両方いっちゃいますか!
③ステータス・マッチを利用する
●United航空とHertzの会員ステータスを利用する。
以下パートナー企業のステータスを持つメンバーであれば、Marriott Bonvoy™のプラチナエリートより上位のチタンエリートやアンバサダーエリートになれます。
・United航空マイレージプラスのプレミアゴールドメンバー
・Hertzのファイブスター
どちらも、専用ホームページからの申請になります。(英語)
●ステータスチャレンジプログラムを使う
現在のステータスがシルバーエリートならば、3か月間に8泊するとゴールドエリートになれます。
既にゴールドエリート会員であれば、プラチナエリートへのチャレンジも可能です。
以下のカスタマーエンゲージメントセンターに連絡し、チャレンジをリクエストする必要があります。
・連絡先:フリーダイヤル 0120-92-5659
5.まとめ
・平会員から年間25泊宿泊し、翌年からゴールドになるより、SPGアメックスカードを契約して初年度からゴールドで、翌年以降、宿泊を重ねる方が楽しみはは多そうです。
・United航空やHertzの該当ステータスからステータスマッチを使う方法やシルバーエリートからチャレンジを使い、ステータスアップするのも悪くないですね。
・また、思い切ってマリオット・バケーション・クラブの招待メールを待ってから加入して、生涯にわたりゴールドかプラチナのステータスを保有するのは究極ですね。
どれを選ぶかは、あなた次第です。
Mariott Bonvoy™公式サイトはコチラ
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